ホットヨガを楽しんでいる中で妊娠初期はホットヨガを継続してもいいのか、悩むのではないでしょうか?妊娠初期の方はホットヨガと正しく向き合うことが大切です。
本記事では、
- 妊娠初期のホットヨガとの向き合い方
- ホットヨガによる赤ちゃんへの影響
- 妊娠中にできる運動
を解説していきます。妊娠初期のホットヨガとの向き合い方や、ホットヨガによる赤ちゃんへの影響を知りたい方はぜひチェックしてください。
妊娠初期のホットヨガは控えよう
「え、妊娠してるときのホットヨガだめだったの!?」
そうなんです。
ホットヨガは効果が大きい分、妊娠時にするのは逆効果になってしまうんです。
具体的には下記のようなリスクを伴います!
- 子宮を圧迫し流産や早産の恐れ
- 身体に負担がかかり体調が崩れやすくなる
- ホルモンバランスが乱れる
- 転倒によりお腹の中の赤ちゃんに悪影響
- 脱水症状の恐れ
- 血液循環が悪くなり赤ちゃんの発育不足
妊娠初期は自覚症状がないため気づきにくいですが、気づいたタイミングですぐにホットヨガを控えることが大切です。
ホットヨガを楽しむ中で少しでも体調に違和感を感じたり、不安を感じる方はホットヨガレッスンを控え、医師の方やレッスンスタジオの担当の方に相談することが重要です。
妊娠中にホットヨガが良くない理由
妊娠中はホットヨガをしても問題ないって思っていないですか??
妊娠中にホットヨガをしてしまうと、さまざまな身体や体調面でのリスクが伴ってしまいます。では、妊娠中にホットヨガがよくない理由についてみていきましょう。
お腹が大きくなることから怪我のリスクがある
妊娠するとお腹が大きくなることから、怪我のリスクに繋がります。ホットヨガのレッスンスタジオでは、汗や多湿の環境によりポーズを取る時に滑りやすい環境になります。
また、妊娠中はお腹が大きくなることにより、片足のポーズや重心を移動させるようなポーズなど、通常よりもバランスを取りにくくなるため、転倒の危険性があります。
妊娠中に転倒してしまうのは、身体に負担をかけてしまうことはもちろん、赤ちゃんを産むことが難しくなってしまいます。赤ちゃんを守るためにも転倒しないよう注意しましょう。
脱水症状になりやすくなる
妊娠中は、通常よりも汗をかきやすい状態になるため、脱水症状になりやすくなってしまいます。妊娠中は血液量が増えることから体内の水分が不足してしまうと、血液の粘度が高くなり、血液循環の促進を妨げてしまいます。
血液循環は赤ちゃんに栄養素や酸素を届けるための重要な役割なため、脱水症状にならないようにしっかり水分を摂ることが大切です。
妊娠中はもちろん、妊娠初期の場合は気づいたタイミングですぐに、高温多湿の環境で大量の汗をかくホットヨガは控えるようにしましょう。
流産のリスクがある
妊娠中にホットヨガをしてしまうと子宮に負担がかかるため、流産のリスクに繋がってしまいます。妊娠中は体調不良やつわりなどの症状が出やすい分、子宮に圧力をかけてしまうポーズは余計に身体に負担がかかってしまうんです。
また、お腹に力が入るポーズは、子宮を収縮させてしまい流産もしくは早産の原因になってしまうんです。妊娠中に子宮に負担をかけないことはもちろん、お腹に力が入ってしまうような行動を控えることが大切です。
体力が不足しやすい
妊娠中は体力が不足しやすくなります。妊娠中は普段の日常生活よりも、カロリーを消費しているため、ホットヨガ中に体力不足になるリスクが伴います。体力不足でホットヨガをしてしまうと、レッスン中に気分が悪くなってしまったり、倒れてしまう危険性があるんです。
とはいえ、エネルギーを補給するために、レッスン前に食事を摂ってしまうと、胃腸を痛めたり、身体を動かしにくくなる原因になってしまいます。エネルギー不足の調整が難しいため、妊娠初期や妊娠中はホットヨガを控えましょう!
妊娠中にできるおすすめの運動
今までホットヨガを運動で選んでいた方は、妊娠中の運動不足を解消したいけど、「妊娠中に何の運動をすればいいのかわからない」と悩みますよね。では、妊娠中にホットヨガの代わりにできるおすすめの運動をご紹介します。
ウォーキングや散歩
妊娠中は、ウォーキングや散歩などの有酸素運動が効果的です。妊娠期間に取り組みやすいところや簡単にできることが魅力ですが、無理のないペースで行うことがポイントです。
ウォーキングや散歩は以下のような効果を得ることができます!
- 体力の維持または増進
- 体重の管理
- 血流循環の促進
妊娠中は30分から1時間ほどを目安にウォーキングや散歩を行うことが推奨されていますが、その日の体調や体力に合わせて行うことが重要です。身体に負担をかけないよう歩数や時間を調整することや、体調面に合わせて無理しすぎないことを意識して、楽しみながら行いましょう。
マタニティヨガ
妊娠中はマタニティヨガがおすすめです。マタニティヨガは、身体に負担がかかりにくいことから妊娠中でも安心してできる運動です。
マタニティヨガは以下のような効果を得ることができるんです!
- 腰痛やむくみの緩和
- 赤ちゃんと対話ができる
- 出産するために必要な呼吸法を身につける
- 骨盤を整える
- 産後の体力回復が早いためホットヨガ復帰をしやすい
赤ちゃんとコミュニケーションが取れることはもちろん、心身ともに健康な状態を目指せる運動なため、妊娠中に不安を感じやすい方や、妊娠中の運動不足を解消したい方におすすめです。
妊活にはホットヨガが最適
妊娠初期や妊娠中ではなく、妊活を目的としている方にはホットヨガが効果的です。ホットヨガは、根本的に妊娠しやすい身体への体質改善効果を期待できるため、妊活中の女性から人気を集めている運動です。
妊活でホットヨガを取り入れることにより、下記のような妊活効果を期待できるんです!
- ストレスを解消しホルモンバランスを改善
- 骨盤底筋群を鍛え子宮を安定させる
- 冷え性を解消し排卵を促進
- 身体の歪みを解消し腰痛や肩こりなどの症状を軽減
- 呼吸が深くなり全身に酸素を巡らせる
妊活でホットヨガを取り入れるときは、無理をしないことはもちろん、脱水症状を防ぐために水分をしっかり取ることが大切です。
また、ホットヨガをすれば必ず妊娠できるというわけではないため、妊活力をアップさせるもしくは妊娠しやすい身体を作るための目的で行うことがおすすめです。
まとめ
妊娠がわかったらすぐにホットヨガを控えよう
妊娠がわかったタイミングですぐにホットヨガを控えることが重要です。とはいえ、妊娠をする前からホットヨガをしている方や、妊活を目的でホットヨガをされている方は妊娠していることに気づかずにホットヨガを続けてしまう場合があります。
気づくことができなかった妊娠初期段階の場合は、体調面や身体に、問題が発生しないことが多いですが、不安を感じる場合は医師やスタッフに相談することが大切です。
産後すぐの復帰はしない!
産後すぐにホットヨガレッスンの復帰をしないことが重要です。復帰の目安は産後2ヶ月後から半年後がおすすめです。ホットヨガはエネルギーを大量消費すると共に多くの体力を使います。
産後は体力が低下している状態なため、いきなり体力を使う運動を始めると体調が悪くなったり、怪我をしてしまうといったリスクがあるんです。
安全にホットヨガを再開していくためにも、ウォーキングやストレッチなどの軽い運動からスタートし、徐々に妊娠する前の体力に戻してから復帰しましょう。
妊娠中の運動は正しく向き合うことが大切
心身を整え、健康に妊娠期間を過ごすためにも、妊娠中の運動は正しく向き合うことが大切です。妊娠中は運動をしていなくても身体の負担がかかりやすく、さまざまなストレスや不安を感じやすい状態になります。
妊娠中の運動は重要ですが、体調や体力に合わせて運動することがポイントです。妊娠初期段階を含め妊娠期間中は、心身ともに健康な状態でいられるよう、正しく運動と向き合って、マタニティライフを楽しみましょう。