ヨガは全身を使ってさまざまなポーズをとります。
そのため、腰痛の時にヨガをしてもいいものか
悩んでいる人も多いのではないでしょうか。
基本的にヨガは健康によい効果を発揮するものですが、
間違った方法で腰痛が悪化しては困りますよね。
そこで今回は、
腰痛の時にヨガとどのような付き合い方をすればいいのか
についてみていきましょう。
最後に腰痛予防にきくポーズについても紹介するので、
腰痛でお悩みの方はぜひ参考にしてみてください。
①:腰痛の時はヨガはやっていいの?
いきなり本題に入りますが、
腰痛の時にヨガはやってもよいのでしょうか。その答えを出すためには、
腰痛の原因について把握しておく必要があります。
腰痛の原因はさまざまあるため、
自分の思い込みだけで対処しては危険な場合もあります。
そのため、腰痛の原因を押さえたうえで、
ヨガがどのように腰痛へ影響するのかを確認しましょう。
■腰痛が起きる原因
腰痛が起きる原因は、人によって違います。
たとえば、無理な姿勢で体を動かしたために
腰を痛めてしまうケースもあります。
また、姿勢が悪いせいで腰に負担がかかってしまうことも多いです。
もしも、一時的な負荷がかかって腰を痛めてしまった場合は、
ヨガをせずに体を休めたり病院に行ったりしたほうがよいでしょう。
一方、普段の姿勢が腰痛の原因となっているのであれば、
正しい方法でヨガをおこなうことで腰痛を取り除ける可能性があります。
腰痛の解消でヨガをおこなう場合は、
自分の症状の原因についてきちんと把握することを大切にしましょう。
■ヨガはどのように腰痛に作用する?
姿勢が悪いせいで腰痛が起きている場合、
体を正しい位置で支えるための筋肉がなかったり、
骨格が歪んでしまっていたりすることが多いです。
そのため、ヨガをおこなうことで筋力をつけ、
骨格の位置を正しく改善すると高い効果が期待できます。
ただし、腰痛がひどい場合は、
一度は医師の診断を受けたうえで
ヨガをおこなってもよいか確認したほうが安心です。
ヨガをして症状が悪化することがないよう、
最新の注意を払ってヨガに取り組むようにしましょう。
正しくヨガをおこなうことができれば、
つらい腰痛の症状をしっかり改善することも可能です。
②;ヨガは腰痛の予防にもなる。
腰痛が起きたときは、
ヨガでその症状を改善できる可能性があります。
それだけでなく、もともとヨガに取り組んでいると、
ヨガによって腰痛を予防することも可能です。
なぜなら、すでに説明したように、
ヨガには全身に筋肉をつけたり
骨格の歪みを整えたりする効果が期待できるからです。
腰痛が起きにくい体の状態を最初から作っておくことで、
腰痛になる可能性を抑えることができます。
ヨガは血行を促進する効果も高く、
健康を増進させるのにおおいに役立ちます。
腰痛に限らず肩こりにもきくので、
運動不足などが気になっている人であれば、
ヨガを習慣化することで健康な体を維持することができるでしょう。
③:イントラが腰痛予防に
おすすめのポーズをご紹介します。
腰痛を予防するためには、
具体的にどのようなポーズをとるのがよいのでしょうか。
腰痛を予防できるヨガのポーズはたくさんあります。
ここではその中でも効果が高いといえるポーズを紹介します。
大切なのは、無理をせずにヨガのポーズをとることです。
自分自身の体の調子と相談しながら、無理なくヨガに取り組むようにしましょう。
■チャイルドポーズ
チャイルドポーズは、
ヨガで体を休ませるときにおこなうポーズです。
土下座するような姿勢を取り、
手や腕を前に伸ばすのがチャイルドポーズです。
お尻にかかとをつけ、尾骨を床に押し下げるようにイメージするとよいです。
背中や腰を伸ばす意識をもつと、
もつと体をうまく伸ばすことができます。
チャイルドポーズは簡単なので、
心身をしっかり緩めるのに効果的です。
体の緊張をほぐすことで、
腰に入っている余計な力を抜くように意識しましょう。
■キャット&カウポーズ
キャット&カウポーズは、
反り腰になっている人にきくポーズです。
反り腰になっていると、腰痛だけでなく
下腹が出たりお尻が垂れたりする原因になります。
反り腰の姿勢がすっかり体に身についてしまっていると、
筋肉もそれに合わせて硬直してしまっている可能性が高いです。
キャット&カウポーズは、
四つん這いになって骨盤を後傾させるキャットポーズと、
骨盤を前傾させるカウポーズを交互におこなうものです。
こうやって交互に違った姿勢を取ることで、
凝り固まっている筋肉をほぐすことができます。
普段の姿勢との違いも意識できるので、反り腰を解消するのに役立つでしょう。
■立位前屈のポーズ
立位前屈のポーズは、
ヨガマットの上に立ったままでおこなうポーズです。
股関節から体を折るようなイメージで
頭をふくらはぎの前あたりにもっていきます。
このようにすることで腰骨をしっかり伸ばすことができます。
太ももの裏側に負荷がかかり過ぎる場合は、
膝を軽く曲げても大丈夫です。
お尻を天井に向けるようにし、
太ももとお腹を付けるようにすると上手くいきます。
腰痛を緩和するだけでなく、
腰痛が起きないように予防する効果も高いです。
頭を下げるので、全身の血流を促す効果も期待できます。
■ガス抜きのポーズ
ガス抜きのポーズは、
仰向けになって脚を抱えるポーズです。
肩や首、頭に力が入らないように気を付けながら、
体を抱え込みます。片足ずつゆっくりおこなうのも効果的です。
ガス抜きのポーズは気持ちを落ち着かせる効果が高く、
ストレスによる腰痛を緩和する効果も期待できます。
お尻や太ももの筋肉を緩めることができるので、
体の力を自然に抜くのに役立ちます。
ゆっくり深呼吸をしながら、骨盤をほぐすようなイメージをもつとよいでしょう。
■ねじりのポーズ
脊椎をねじるポーズは、
骨格の歪みを予防したり整えたりする効果が期待できます。
人によってはねじりのポーズが難しいと感じられることもあるので、
無理はせずにできる範囲でおこなうことが大切です。
深い呼吸ができる状態で体をねじるようにしましょう。
ねじりのポーズをおこなうと、
腹部から血液が全身にしっかり循環するようになります。
そうなると、腰をきちんと温めることができ、
腰回りの筋肉をほぐすのに効果を発揮します。
■プチワニのポーズ
プチワニのポーズは、
仰向けの状態で背中から腰やお尻を横にずらし、
筋肉をほぐすポーズです。
体をねじることになりますが、
横になった状態でおこなえるので
難易度は高くありません。
安全におこなえるポーズなので、
無理をせずに呼吸をしっかりと意識して
ポーズをとるようにしましょう。
プチワニのポーズをとると、
背中の緊張が和らいですっきりとした感覚を得られます。
寝た状態でおこなえるので、
寝る前の習慣として取り入れるのもおすすめです。
ヨガのポーズの中には、
腰痛を和らげたり予防したりするポーズがたくさんあります。
ヨガのポーズはどのような症状にもきくというわけではありません。
しかし、筋肉が凝り固まっていたり
骨格が歪んでいたりすることが原因である場合は、
ヨガのポーズをとることで腰痛にしっかりアプローチできる可能性が高いです。
簡単にできるものも多いので、
腰痛が気になる方はヨガのポーズで症状の緩和にトライしてみてはいかがでしょうか。
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