出産前ヨガ・マタニティヨガはどのようなものか知っていますか。妊娠中に出産前ヨガ・マタニティヨガをおこなえば、さまざまな嬉しい効果を感じられます。妊娠中にヨガをするのはなんとなく心配だという人もいるかもしれません。しかし、出産前ヨガ・マタニティヨガなら、妊婦さんに合わせた内容になっているので、安心して取り組むことが可能です。今回は、出産前ヨガ・マタニティヨガの効果について説明します。
■そもそもマタニティヨガって？
そもそもマタニティヨガとはどのようなものなのでしょうか。出産前ヨガ・マタニティヨガについて知るためには、最初に基本的なことを知っておいたほうがよいでしょう。ここでは、マタニティヨガとはどのようなものであるかについて、簡単に説明します。
＊概要
マタニティヨガは、その名のとおり、妊娠中におこなえるヨガのことを表しています。妊娠中は基本的に激しい運動をおこなうことはできません。それを考慮したうえでプログラムを組んでいるのがマタニティヨガです。軽く体を動かすことのできるマタニティヨガなら、運動不足になりがちな妊娠中でも、適度に体をほぐすことができます。そのため、多くの妊婦さんから支持を集めています。
＊普通のヨガとの違い
普通のヨガでは、体に負荷をかけるようなポーズをとることもあります。しかし、マタニティヨガにおいては、無理のあるポーズは組み込まれていません。特に腹部を圧迫するようなポーズは排除されています。さらに、腹筋を使用するようなポーズも取り入れられていないので安心です。軽いストレッチに近い動きや呼吸法に重きを置いた内容になっているのが特徴的です。妊娠中は気持ちが不安定になりやすいですが、マタニティヨガに取り組めばそういったメンタル面にもよい影響を与えることができます。マタニティヨガは妊婦さんが心身の状態を整えるのに役立つヨガだといえるでしょう。
■出産前ヨガ・マタニティヨガの効果や取り組むメリット
では、出産前ヨガ・マタニティヨガをおこなうと、具体的にどのような効果が得られるのでしょうか。効果というよりもメリットが知りたいと思う方もいるでしょう。ここでは、出産前ヨガ・マタニティヨガの効果や取り組むメリットについて紹介します。効果やメリットが気になるという人は、ぜひ参考にしてみてください。
＊分娩時の呼吸を意識できる
分娩の際は、普段とは異なる呼吸法をしなければなりません。初めてのお産となると、分娩時の呼吸法に戸惑ってしまうこともあるでしょう。しかしながら、出産前ヨガ・マタニティヨガをおこなっていれば、スムーズに分娩時の呼吸をおこなうことができます。なぜなら、出産前ヨガ・マタニティヨガの呼吸法は、分娩時の呼吸法とよく似ているからです。分娩前に出産前ヨガ・マタニティヨガをおこなっていれば、分娩時も違和感なく必要な呼吸法をきちんと始めることができます。
＊リラックスできる
出産前ヨガ・マタニティヨガには、リラックス効果もあります。そもそもヨガには高いリラックス効果があるといわれているので、これは不思議なことではありません。特に妊娠中は不安な気持ちになることも日常的に良くあります。そのような場面でもヨガをおこなっていれば、定期的に気持ちを安定させることが可能です。出産前ヨガ・マタニティヨガをしていると眠くなるという妊婦さんもいます。これは、出産前ヨガ・マタニティヨガはそれだけリラックス効果が高いということでしょう。マタニティーブルーが心配なら、出産前ヨガ・マタニティヨガをぜひ体験してみてください。
＊体調不良を防ぐ
出産前ヨガ・マタニティヨガに取り組むと、妊娠中によく起こる体調不良を防ぐ効果も期待できます。適度に体を動かすことになるので、血液やリンパの流れも改善可能です。たとえば、疲労感やむくみ、便秘などに悩んでいる場合も、出産前ヨガ・マタニティヨガによって改善できる可能性があります。免疫力をアップさせる効果もあるので、妊娠中に風邪を引く心配も減らすことができるでしょう。
＊赤ちゃんとのつながりを感じられる
出産前ヨガ・マタニティヨガでは、自分の身体の中としっかり向き合うことができます。ということは、赤ちゃんとのつながりも感じられるということです。リラックスした状態でゆっくりと体内に意識を傾けることで、赤ちゃんとコミュニケーションをとってみてはどうでしょうか。出産に対するイメージをより鮮明にするのにも役立つでしょう。出産前ヨガ・マタニティヨガは妊娠中しかできないものなので、ぜひ赤ちゃんとの対話を楽しんでみてください。
＊運動不足を解消できる
出産前ヨガ・マタニティヨガなら、妊娠中でも適度に体を動かすことが可能です。妊娠するとどうしても運動不足になりがちなので、出産前ヨガ・マタニティヨガを習慣として取り入れたほうがよいでしょう。そうすれば、体に余計な負担をかけることなく適切に必要な運動をすることができます。出産前ヨガ・マタニティヨガは、体力維持や体力作りにも効果的です。
■産後ヨガの目的や効果
妊娠に関係のあるヨガとしては、産後ヨガとよばれるものがあります。産後ヨガは出産してから1カ月程度経てば、おこなうことが可能です。産後ヨガの目的や効果はどのようなものなのでしょうか。マタニティヨガをおこなっていたなら、産後ヨガにも取り組んで体の調子を整えたいですよね。ここでは、産後ヨガの目的や効果についてもあわせて確認しておきましょう。
＊産後ヨガの目的って？
産後ヨガは、産後におこなって産後の体の調子を整えるものです。出産は母体に大きな影響を与えるものであり、産後は体力が低下していることも多いです。また、ホルモンバランスが乱れていたり、骨盤のゆがみが出てしまったりしているケースも少なくありません。そのような場合に産後ヨガをおこなうことで、体の状態を無理なく整えることができます。
＊産後ヨガによって得られる効果
産後ヨガをおこなうと、さまざまな効果が得られます。たとえば、産後ヨガをおこなえば、精神的な状態を効果的に整えることが可能です。産後は心身に余裕がない状態であることも少なくありません。そのため、ストレスや疲れがたまりやすいです。そのような状況下で産後ヨガに取り組めば、適度にリラックスすることができます。定期的にリラックスすることは、毎日を頑張り続けるためにはとても重要なことです。さらに、産後ヨガを続けていけば、骨盤や体型を整えることも可能になります。子育てに追われて運動不足になってしまうことも多いですが、ヨガを習慣化しておけば、適切なタイミングで体をしっかりケアできるでしょう。
出産前ヨガ・マタニティヨガをおこなえば、妊娠中でも適度に体を動かしたりストレッチしたりできます。自分でおこなおうとすると無理をしてしまう恐れもあるので、出産前ヨガ・マタニティヨガはスタジオできちんと指導を受けながらおこなう必要があります。そうすれば、同じ年齢の子どもをもつお母さんとのコミュニケーションにもつながることがあります。そして、出産後は産後ヨガでヨガを継続するのがとてもおすすめです。子育て中もヨガで適度にリラックスしてみてはどうでしょうか。ヨガの効果で出産や忙しい子育てをしっかり乗り切っていきましょう。
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